2014年11月19日水曜日

スリッパ試作1(編み方行程)

こんにちは

先日作った、スリッパ(ルームシューズ)試作品1の、右側を作りました。
編み方行程を載せました。
編み図がないので、ちょっと大変かと思いますが、試してみてくださいね!!


使用糸、用具
出来上がりのスリッパ(155g)
出来上がりサイズ:男性用26cm
糸:50g=120mを4玉
(糸の色を試作品1のように変える時は紺50g、モスグリーン100g、エメラルドグリーン50g)
針:かぎ針8号(5mm)、7号(4mm)
  :毛糸とじ針
ゲージ:1cmX1cm=2目X2段

女性用は斜体字で調整の仕方を入れてあります。
お手持ちの糸は、私が使ったものと同じではないと思います。
各工程の★印の調整を参考にしてください。
オリジナルの型に合わせて、底を細編みで編んでゆきます。
底、編み始め7目鎖編み(4cm)を作って、細編み1段、
女性用の場合、4,5目(3cm)くらいからはじめる。
 ★お手持ちの糸、それに合わせた針を使う時も、編み始めが鎖編み3㎝で
  細編み一段から始める。
  
その後は、型紙に合わせて増やし目減らし目両端でしてゆきます。

サイド部分
102目=編み始めの7目+88目(44段x2)+7目(編み終り:つま先側)
女性用も編み始めの目数+(段数の2倍)+編み終りの目数
 ★計算の方法は同じ

鎖編みで102目作り目して、輪にします。
102目を輪編みの細編みで2段編みます。
この段階で、底とサイド部分を引き抜き編みで閉じます。(チェーンステッチで綴じたようになります)

底の上に、サイドを置きます。
待ち針を何箇所か打ち、
サイドと底を引き抜き編みをしながら閉じます。
綴じ終わったら、
サイドの3段目、4段目を編み、7cmほどのこして目を閉めます。(下:4段目を編み終ったところ)
5段目つま先側から6cmのところの目に針を入れ、
立ち上がり鎖編み一目、同じ目に細編み一目、
その後は細編みでかかとの方向へ編んで、反対側同じ位置まで細編みを入れます。
これで一度目を閉じます。
サイド5段が編み終った状態。(かかと側深さ3cm、つま先側2.5cm)
女性用はかかと側2cm、つまさきがわ1.5cm
★男性用、女性用の深さ参照
6段め:紺色の糸で5段目を編み始めた目から数えて、5目め(2.5cm)に針を入れ、
鎖編みを一目編みます。
その隣の目から細編みを始めます。
女性用は4目め(2cm)、
★男性用、女性用のセンチ数参照
かかと、作り目7目の両側の位置で、2目一度(ひと目減らす)
下の写真で、右側と、左側のかぎ針の位置で、それぞれ2目一度
女性用は、最初の作り目数の両脇位置で2目一度
★最初の作り目数の両脇位置で2目一度
編み終りは、最後の目から6目めと、5目めを2目一度して、
輪の部分を広げ毛糸の玉をくぐらせて目を閉めます。(写真下左)

7段め:スリッパの内側が見えるように持ち替えて、端から5目めに針を入れます
女性用、最後の目から5目めと4目めを2目一度
端から4目めに針を入れる。
★男性用、女性用のセンチ数相当の目数を残して2目一度、
 編み始めも同様
針を入れたら鎖編みを一目、同じ目ではなく、次から細編み、かかとまで細編み
6段目で減らした目の位置とその隣の目で2目一度、5目そのまま細編み、次にまた2目一度
女性用同様、減らし目の跡は3目細編み、また減らし目
最後は、前段の最後の目から数えて5目めまで細編み、一度閉じます。

8段め:7段めの最後の目を閉じたところから、5目引き抜き編みをして、
すぐに6目めで細編みをします。(立ち上げ目なし)
女性用は3目引き抜き編み、4目めから細編み。
 後は細編みをしてゆきます。

反対側、終わりの目から5目手前まで細編みを編んで、後は引き抜き編みで最後まで編みます。

 
 糸端7緒度を残して切り、引き抜いて閉じます。


ここまでで、底と、サイドが編み上がりました。
糸端の始末をします。毛糸針を使います。

針穴への毛糸の通し方、
そのままですと通しにくいので、針で毛糸を一度折ります
折れたところを指で押しつぶし、折れ目から針穴へ通します。
こんな感じです
裏側の何目かをすくってゆきますが、糸が短い時は、
下のように先に針だけでなん目かすくっておき、その後糸を針に通し引き抜きます。
通した糸が抜けないか、心配な時は、一度なん目かすくって糸を引き、
引き出した処の上下どちらかの段で、2,3目すくって同じ作業をします。
最後の段を編んで、7cmほどのこした部分だけは糸の処理をせずに置きます。

甲の部分を編む
甲の部分は、底のサイズより幅を狭く編みます。
編み方は、底を編む時と同じです。
作り目、鎖6目で、
1段:こま編み一段編みます。
2段~ 5段:各両端で1目ずつまし目(5段目で14目出来上がり)
6段~18段 :14目で細編み
19段     :両端で一目ずつ減目(残り12目)
20段          :(12目)
21段          :両端で一目ずつ減目(残り10目)、
         最後引き抜き、10cmほど糸端を残して切る
女性用は4目で編み始め、減らし方、段数は同じ
★男性用3.5cm、女性用2cm相当の目数で始める。段数はゲージを参照

私の作ったものは
10段目11段目をエメラルドグリーン(EG)であみ、
14段目モスグリーン(MG)15段目(EG)16段目(MG)をインターロック・ブロッキング・ステッチを応用して細編みで編んで、17段目(MG)細編み、18段目から(EG)で編んでいます。

14段目から16段目の編み方
14段目、こま編み一目編んで、鎖一目、次は細編み・・・繰り返します。
最後の目は、抜けないように輪を大きくしておきます。ひっくり返さないで、編み始めへ戻ります。
2段下でつかったEGの糸を持ちあげてMGの最初の目に針を入れます。
糸をなるべく切らないように編んだので、裏側で編む部分を表側で編んでいます。
ここで鎖2目編んで、(飛ばす目数の鎖を編みますが、こま編みのため2目入れています)

 MGの糸で鎖編みを編んで、穴があいている目の下の段の頭をとります
針頭が出ているのが穴の開いている部分、針を差し入れているのが目をとる部分。

細編みを編みます。一目鎖編みを編んでから、次の穴が開いていつところを、
先ほどと同じように目を拾います。
同じようにして編んで、最後まで来たら、MGの糸端の輪をひろい、
EGの糸に通して引き抜きます。 編む糸を変え終わった状態です。
本来はEGのいとであんだように、MGの糸で編んでゆきますが、
ここでは、穴があいているところは先ほどのように、下の段の頭を拾って編み、
次に鎖一目入れるところを、こま編みで編みます。

本体と、甲部分をつなぐ
甲部分が出来上がりました。
先ず糸端の始末をてから、つないでゆきます。
糸端の始末の仕方は底とサイド部分同様です。

甲部分、糸の色を変えた根元と、7段目の編み始めを合わせます。街針を打ちます。
つま先側、底の7目と、甲部分編み始め7目が同じ位置になるようにして、
待ち針を打ちます。
色違いの残り糸などで、しつけをかけるようにして仮止めするのも、仕事がしやすいです。
 
7号のかぎ針で、綴じてゆきます。
甲側、糸の色を変えた部分の根元に針を入れ、本体の7段め編み始めに内側から針を刺します。
綴じる糸を引っ掛けて、手前へ引き出し、一目鎖編みを編みます。
(糸端は7cmくらい残しておく)
次の目に針を入れて、こま編みを編みます。
順次、甲部分の段と、本体の目を拾って細編みでとじ付けます。
最後まで綴じ終わったら、糸端7cmのこして切ります。
まず本体の、サイド部分を編んだ糸端を始末し
綴じ始めの糸端を使って、甲部分の根元を閉じます。

 スリッパを裏返しておきます。
毛糸針に糸端を通して、こうのべろ部分の根元に針を入れ抜き、
もう一度本体側の糸の出ていた部分に向こう側から針を入れ引き抜き、
ベロ部分の根元に針を入れて 閉めて、その後糸端の始末をします。
反対側も、同じようにして閉じて、糸端の始末をします。

これで、右側ができました。
試作品1、一組に仕上がりました。

もっと簡単にできないかなー、と、いろいろ考えていますが、
しっかりしたタイプのスリッパ・ルームシューズとしては、いい出来になったかなと
思っています。

足を入れて見た夫の感想は、『しっかりしている』『かかとがもう少し深いといいかな』
でした。
編みスリッパなので、この後、どんなふうに形が変わってゆくか・・・







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